2013年2月7日木曜日

【Bizjapan Summit 2012】12月17日(2日目)の報告

~Bizjapan×OVALコラボ企画!2日間のビジネスコンテスト(1日目)~

こんにちは~、Bizjapan Summit 2012シリーズ2日目を担当します、Bizjapanの原です。先ずは本企画の概要を説明すると:

招聘した海外の学生32名と日本の学生16名で8チームのミックスチームを作り、チーム毎に東京散策を踏まえてビジネスアイデアを考案した。1泊2日で行い、各チームは国外からの視点と国内からの視点をうまく組み合わせて結論を出すことが求められる。本企画の特長としては、アイデアを練るうえで「直接現場を見に行く」ことを重要視している点である。秋葉原、浅草の二か所に分かれ、フィールドワークを行い、海外の観点を織り交ぜて分析し、新規事業(サービス)を考える。

いきなりビジネスアイデアを考えよと言われても、なかなかできるものではないですよね?そこで、本格的にビジネスコンテストに入る前に、ジェフ・チャー氏(J-Seed Ventures代表)をお招きし、「ビジネスモデルの作り方」について講義して頂きました。
ジェフ・チャー氏によるビジネスモデルについての講義の様子。
ビジネスモデルとビジネスプランの違い、ビジネスモデルを構築するためのプロセス(Business Model Canvas)、日本のスタートアップへの渉外についての講義の後、アントレプレナーへのアドバイスを頂きました。ビジネスプランコンテスト未経験の参加者にとって、これから何をポイントにビジネスプランコンテストに望むべきかが明確になった様に見受けられました。

【Business Model Canvasとは?】


またご自身が起業家でもあるジェフ・チャー氏はビジネスモデルの基礎的なことだけでなく、起業家であるために重要なことについても熱意を持って語ってくれました。いくつか私がメモをしたものを一部紹介させてもらうと:

・ Idea is 2% of the formula for success. Execution is the key, you can always change your ideas. (アイデアは成功するための条件として占めるのは2%である。実行することがカギであり、アイデアはいつでも変えることができる。)

参加者から質問で、『どうしてアイデアは2%しかないのか』という質問があった。それに対する答えとして、ジェフ・チャー氏はアイデアは大切だけれども(1)あなたと同じアイデアを持った人はたくさんいること(2)成功した「企業として」発展させるにはアイデアは2%程度であり、実行なくして企業としての発展はありえないとのこと。

別の参加者からは、『どうすればビジネスアイデアが思いつくか』との質問も挙がった。それに対しての返答としては、社会には問題がいくつもあり、より規模が大きく困難な問題ほどチャンスが眠っている。ビジネスアイデアを考えることよりも難しいのは、むしろどのビジネスアイデアに焦点を定め、持ちうる自身の全エネルギーを投下できるか。

・ Takes a lot of mistakes to succeed, try different things. You will learn a lot. Get out of your comfort zone. (成功するには多くの失敗の積み重ねが必要である。様々なことを試すといい。多くのことを学ぶことができるから。生ぬるい環境に身を置いていてはいけない。)

ジェフ・チャー氏によると、自身がcomfort zoneから出た経験の一つは、学生のときに単身で日本に来ることだったらしい。これまでの人生の中で様々なことを積極的に経験し、自分の得意とすることや不得意なことを実感を持って知っている。その一つが、「単調なことをずっと続ける」ことが苦手だそうです。J-Seed Venturesでは様々な新規ビジネスが展開されている。だからこそずっと今の事業を続けられているとのことです。

ビジネスモデルについての講義の後は、各チームで早速ビジネスプランについての話し合いです。






午後からは、各チームに浅草・秋葉原へフィールドワークを実施して頂きました。実際に、現場を見ることでビジネスアイデアとなる材料を集めてもらうことが狙いです。実際に現場へいくことで、ビジネスプランを思いつくヒントを得ることができたのでしょうかー!?

浅草の市場調査の様子。

秋葉原の市場調査の様子。

チームで写真撮影!

現場から会場に戻ったら、各チーム毎で集めた情報などを基に、早速ビジネスアイデアを組み立ててもらいました。それぞれ、現場にいくことで新たな気づきやビジネスアイデアを思い付いたようです。ビジネスアイデアをさらに完成度の高いものにすべく、専門家の方々をお招きしメンタリングセッションも設けました。

岩本隆氏(慶應義塾大学特任教授)によるメンタリングの様子。

ニール・ローゼンブラッド氏(Eclipse Learning Corporation代表)によるメンタリングの様子。

そして、ビジネスコンテスト1日目の終わりに、各チームに中間発表をしてもらいました。模造紙に各チームのアイデアをまとめ、顧客ターゲット、儲かる仕組み、競合分析など幅広い視点からビジネスアイデアについて分析ができているという印象を受けました。短時間でここまでアイデアをカタチにできたのは驚きです!

チーム毎の発表の様子。

これにて、ビジネスコンテスト一日目も終わり!午前中の講義、午後からのフィールドワーク、夕方からのメンタリングセッションからの中間発表と来日して間もない中でのハードスケジュールでさすがに参加者も疲れているだろうと思いきや・・・

夜遅くなっても話し合いをしているチーム発見!

夜遅くなってもビジネスプランについて話し合っているチームもいました。かなり気合入ってます!明日は、ビジネスプランコンテスト2日目です。2日目の晩には、各チームによる最終発表が行われ優勝チームが決まります。2日目のビジコンの様子や、各チームのビジネスアイデア、そして優勝したチームはどこなのか!お楽しみに!





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