2012年7月28日土曜日

【SV-SEC】東京大学長谷川特任教授によるレクチャー

こんにちは、Bizjapan運営です。

昨日は、東京大学産学連携本部、事業化推進部の長谷川克也特任教授にご協力頂き、SV-SEC事前研修を行いました!

長谷川教授は、シリコンバレーにて、ベンチャー・キャピタル投資や新規事業開発に従事したご経験、また、日米企業へのクロス・ボーダー・ビジネス・コンサルティングに従事したご経験を持ち、シリコンバレーに精通されています。研修会では、シリコンバレーの現状や変遷について、ご自身の体験を交えながら分かりやすく説明して下さいました。

特に興味深かったトピックは、【なぜ多くのベンチャーがシリコンバレーから生まれるのか】

その答えには、様々な要因が影響しています。例えば、シリコンバレーには、起業家を支える枠組み、所謂【アントレプレナーシップエコシステム】が構築されています。

ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家、弁護士、会計事務所、大学の研究機関・・・など、様々なステークホルダーが有機的に結合し、起業家が連鎖的に生まれ育つ環境を生み出しているのです。

 そして、風土、気質、文化もベンチャーが生まれやすい環境を支えています。 「シリコンバレーは、失敗しても、また次のチャンスを得やすい環境だ」、と聞いたことはありませんか?

私もそのような話を耳にしたことがあったのですが、昨日の事前研修で伺ったお話には、少し驚きました。

なんと、自分の会社(ベンチャー)が潰れてしまった時、そのことを周りの人々に告げると、「じゃあ、ここで働いたら?」「○○さん紹介するよ!」といったメールが届くことが往々にしてあるそうです。

つまり、シリコンバレーのベンチャー界隈では、失敗した時に次の職に繋がるような機会、人を紹介し合う関係が成り立っているのです。
これは、自分の会社が失敗した時の自衛策という一面もありますが、この友情、互いに独立しつつも助け合う関係に、とても感銘を受けました。

そのような関係が成り立っていることも、自らリスクをとって新しいビジネスにチャレンジしよう!という意欲を湧かせる一つの要因なのだと思います。

 そうそう、カラっとした天気も、気分が明るくなり、起業家に良い影響を与えているとのこと。

8月4日からは、遂にSV-SEC@Silicon Valleyが始まるので、現地にて風土や天気など、存分に体感してきたいです!滞在中や帰国後、私達なりに現地で感じたこと、学んだことを皆様にお伝えできたらな、と思います。 では、次回をお楽しみに!

2012年7月21日土曜日

ホームページが完成しました!

この度、Bizjapanの団体ホームページが完成しました!



今後はこちらのブログと併用して、情報発信をしていきます。
過去の活動や団体概要等もございますので、興味のある方はご参照下さい^^

今後ともBizjapanをよろしくお願いします!


Bizjapan運営委員会一同

2012年7月12日木曜日

【SV-SEC】起業家訪問−清川忠康さん


先日は、SV-SEC参加者及び運営で、株式会社ミスタータディー代表取締役社長の清川忠康さんにお会いしてきました!

清川さんは去年の夏にスタンフォードMBA卒業後、メガネの通販サイトOh My Glassesの運営を行う株式会社ミスタータディーを創業された方です。清川さんから、先輩起業家としてエール、そしてアドバイスを頂き、参加者・運営共に、モチベーションがさらにグググっと上がりました。

http://www.ohmyglasses.jp/


(そして、そのあとは、参加者と運営で飲み会!!ビジネスプランやプログラミングスキルの話をしたり、プライベートの話をしたり…この仲間とシリコンバレーへ行くことが更に楽しみになりました^^)

それでは、こちらからは、清川さんとのセッションについて書きたいと思います!

~清川さんからのお言葉(抜粋)~
『日本とSVでのinnovationの違い、つまり、事業を生み出す仕組み・手順の違いを肌で感じてこい!』

「起業家、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタリスト、一般大衆(ex起業家が失敗した時にどのような目で見るか)、法律など、起業に関連する様々なファクターにおいて日本とSVでは違いがみられる。もちろん、どちらが優れているという話ではない。ただ、今の日本の起業環境・システムが不十分であることは事実だ。そのため、日本とSVの違いを体感し、どうしたら日本の起業環境・システムがワークするかを考えることが重要なのだ。」

清川さんは、産業再生のプロフェッショナルとしてご活躍された経験を持ち、そのビジネスの現場にて、「今後日本は新しいビジネスの創造が必要だ。新しいビジネスが生まれなければ、20~30年後の日本の未来はない。」と感じたそうです。
そして、スタンフォード大学でのMBAや、シリコンバレーでの経験から得たことを駆使して日本にて起業し、日米の起業環境の違い、そして、日本の起業環境を改善する必要を体感されたとのことでした。

この背景のもとに語られた清川さんの上記のお言葉は、心に強く響くものでした。SV-SECという機会を活かし、参加者はプレイヤー(起業家)として、運営はプレイヤーを支える側として、SVで日本とSVの違いを学び、日本で新しくビジネスを創造しやすい環境を創りあげるヒントを得てきたいと思います!!!

では、少しだけ、清川さんから教えて頂いた「違い」についてご紹介したいと思います☆
「例えば、起業家の意識。SVの起業家は決して、大金を稼いで、浮ついたりはしない(起業家として重要な意識である、と教えて頂きました)。彼らは、ローキーなのだ。例えば、ザッカーバーグがパーカーなどラフな格好でいることからも明らかであろう。SVでは、10億、20億稼ぐ人はザラにいることも、ちょっとやそっとでは浮つかない理由の1つだ。しかし、一番の理由は、世の中にimpactをもたらすこと、人々のbehaviorを変えるこ
とを本気で目指して起業していることである。」

その他にも、教育(ex.失敗の仕方を明確に教える @StanfordのD-School)や学生の意識(ex.将来の選択肢として「起業」が当たり前になっている)の違い、ベンチャーキャピタリストやハッカーの考え方の違い等をお話して頂きました。さらには、資金調達方法等についてもご指導頂きました。清川さんから資金調達について下記の書籍をご紹介頂いたので、関心のある方はご覧になってください^^

Venture Deals」(Brad Feld, Jason Mendelson 著)

起業のファイナンス」(磯崎哲也)


また、シリコンバレーの次に熱い国は、「ベトナム」や「インド」「イスラエル」とのこと。次のビジネスチャンスを狙っている方、是非これらの国の動向にも目を向けてみてください♪

今回のセッションでは、「behaviorを変える」ことを本気で目指している先輩起業家、清川さんからエール、そして、アドバイスを頂くことができました。

学生の想い、考えに真摯に向き合って頂いた清川さんに、心より感謝申し上げます。
また、SV-SEC参加者が彼らのビジョンやビジネスモデルについて語っている姿をみて、運
営として、その本気度に大変感銘を受けました。

SV-SECをより良いプログラムにするよう、運営一同頑張ります!!

それでは、今回はこのへんで^^

2012年7月5日木曜日

【SV-SEC】シリコンバレー派遣チームが決定!

7月1日(日)にSV-SEC 最終選考として、ビジネスコンテストを開催致しました。
@サイバーエージェント東京本社


審査員をしてくださったのは
曽山哲人様(サイバーエージェント取締役人事本部長)
大下徹朗様(サイバーエージェント・ベンチャーズ取締役)
平石郁生様(サンブリッジ・グローバルベンチャーズ代表取締役社長)
菅原岳人様(東京大学産学連携本部事業化推進部助教)
平井美紀様(東京大学エッジキャピタル プリンシパル)
の5名です!

プレゼンターは書類選考を通過した、11チームが参加しました。

Azcrap

Flex-ability

GSM Kyoto

HITOKUSE

SNS for wetty thing

Tash

eeLY

mana.bo

りりくらうど

わんっ!















混戦の末、見事シリコンバレー行きのチケットを手にしたのは・・・


  • mana.bo 廣田 達宣さん 三橋 克仁さん 斉藤祐介さん

  • Tash 平野大河さん 鈴木穂高さん 木内翔大さん

  • Azcrap  吉兼周優さん 井上貴央さん

審査員の方々と記念撮影


以上の3チームのみなさんです!


どのチームのプレゼンテーションも非常にレベルが高く、審査員の方々から素晴らしい講評をいただきました。

お忙しい中、快く審査員を引き受けてくださった皆様、サイバーエージェント担当社員の方々、そしてSV-SECに応募してくださったすべての皆様に、この場を借りて感謝を述べたいと思います。




本当にありがとうございました。






全参加者での記念撮影